乳酸菌飲料

花粉症や免疫力向上にも効果アリ!おすすめ乳酸菌飲料

乳酸菌は腸内環境を整え、健康に良い影響を与えることで知られています。しかし、実は乳酸菌には花粉症や免疫力向上にも効果があることがわかっています。この記事では、そんな乳酸菌を含むおすすめの乳酸菌飲料をご紹介します。

 

そもそも乳酸菌とは何か

厚生労働省によると、乳酸菌は以下のように定義されています。腸内(大腸、小腸)で働き、体に悪い絵協を与える悪玉菌を抑えるため、善玉菌とも呼ばれています。

発酵によって糖から乳酸をつくる嫌気性の微生物の総称。腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整える。

引用:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-026.html

乳酸菌の効果

乳酸菌の種類は多岐にわたりますが、その効果は①腸のぜんどう運動を高めることによる便通改善、②腸内を酸性に傾けることによる腸内の腐敗の予防(おならのにおいが改善されるのはこのため)、③免疫力の向上、④花粉症の症状改善、⑤睡眠の質向上、⑥一時的なストレスの緩和等があります。

これらの効果は乳酸菌の種類によって異なるため、求める効果がある乳酸菌飲料を選んでの飲む必要があります。下記では、広く需要がある効果ごとに、おすすめの乳酸菌飲料をまとめたので、ご参考にしていただけますと幸いです。

 

乳酸菌飲料は求める効果で選ぶ

乳酸菌の主な効果には、①便通改善、②腸内の腐敗の予防、③免疫力の向上、④花粉症の症状改善、⑤睡眠の質向上、⑥一時的なストレスの緩和があると紹介しました。ここでは、広く需要がある効果ごとに、市販の乳酸菌飲料をまとめています。

便通改善には「ヤクルト400W」もしくは「ビヒダス」がおすすめ

便通改善に関してはどの乳酸菌飲料を選んでも一定程度の効果が期待できますが、特に便通改善を求めるのであれば、「ヤクルト400W」もしくは「ビヒダス」がおすすめです。

※ビヒダスに含まれるのは乳酸菌ではなくビフィズス菌なので、正確には乳酸菌飲料ではありませんが、効果として便通改善が来たできるため紹介します。

>ヤクルト400Wの説明

ヤクルト400Wには便通改善の効果が知られている乳酸菌シロタ株(L. カゼイ YIT 9029)と、同じく便通改善の効果が証明されている糖であるガラクトオリゴ糖が含まれているのが特徴です。

ヤクルト400W に限らず、後述のYakult1000やヤクルト400等のヤクルトシリーズの乳酸菌は生きて腸に届き、腸の働きを改善しますが、ガラクトオリゴ糖は乳酸菌シロタ株の餌となり、さらに整腸効果を高め、相乗効果で便通を改善します。

ヤクルト400Wは実験的に九州エリアから発売されましたが、実際に飲用した人からは「毎日お通じが来るようになった」との声がヤクルト本社に多く届き、その後発売エリアが全国に拡大された経緯があります。

便通改善のおすすめ乳酸菌飲料:ヤクルト400W(ヤクルト本社)

※宅配限定商品(2023年2月現在:人気のため公式サイトでの新規の注文停止中

>ビヒダスの説明

乳酸菌は小腸で働きますが、ビヒダスには含まれているビフィズス菌BB536は大腸で働き、大腸環境を整えます。また、ビヒダスにはビフィズス菌の餌となるミルクオリゴ糖が含まれ、上記のヤクルト400Wのように、相乗効果を発揮して便通を改善します。

単品でも効果を発揮しますが、乳酸菌飲料で小腸をいたわりつつ、ビフィズス菌をいたわることで、より健康効果が高まります。(ヤクルト本社ではこれをW飲用と呼んでいるようです。)

参考:ビヒダスヨーグルト便通改善

免疫力の向上には「R-1」もしくは「Newヤクルトカロリーハーフ」がおすすめ

風邪やインフルエンザにかかりりくく、体の調子を崩しにくくする、免疫力の向上を求めるひとにおすすめの乳酸菌飲料は「R-1」もしくは「Newヤクルトカロリーハーフ」です。

>R-1の説明

風邪のウィルスやインフルエンザのウィルスと戦う役割を持つ免疫細胞をNK細胞(ナチュラルキラー細胞)と言いますが、「R-1」に含まれる乳酸菌1073R-1はNK細胞の働きを活性化させ、免疫力を高める効果があります。

味は基本のヨーグルト味に加え、ストロベリーやブルーベリー味もある他、鉄分やカルシウムが追加で配合されているタイプも発売されており、好みに合わせて選ぶことができるラインナップとなっています。(免疫力の向上の効果はどのR-1シリーズも同様です。)

>ヤクルト400LTの説明

「Newヤクルトカロリーハーフ」に含まれる乳酸菌シロタ株(L. カゼイ YIT 9029)は、R-1に含まれる乳酸菌と同様に、NK細胞の働きを活性化させ、免疫力を高める効果があります。

乳酸菌シロタ株の数は1本あたり200億個かつ甘さ控えめになっているため、糖分過多による健康リスクも抑えながら、乳酸菌を摂取することができます。ただし、乳酸菌シロタ株は1日あたり400億個程摂取したほうがいいとの報告もある(現在生産が追い付かずに新規の発売を中止しているヤクルト400は1本あたり400億個含有)ので、糖分過多に気を付けながら、1日に2本摂取したほうがいいかもしれません。

免疫力を向上させるおすすめ乳酸菌飲料:Newヤクルトカロリーハーフ(ヤクルト本社)

花粉症対策には「ヤクルトのおいしいはっ酵果実」がおすすめ

花粉症によるくしゃみなど、鼻の不快感の対策には「ヤクルトのおいしいはっ酵果実」がおすすめです。

「ヤクルトのおいしいはっ酵果実」には乳酸菌LP0132(L.プランタルム YIT 0132)が含まれ、乳酸菌LP0132には、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減する機能があることが報告されています。

味はさわやかなミカン味で、本当においしいジュースといった印象ですので、おいしく花粉症対策をすることができます。目の痒さより花の不快感が気になる人や、眠くなる等の理由で薬を飲むことができない人に大変おすすめです。

参考:ヤクルトのおいしいはっ酵果実

花粉症対策におすすめの乳酸菌飲料:ヤクルトのおいしい発はっ酵果実(ヤクルト本社)

睡眠の質向上には「届く強さの乳酸菌」もしくは「Yakult1000(Y1000)」がおすすめ

仕事に勉強にと忙しい中でも、短い時間で質の高い睡眠をとりたいという睡眠の質向上を求める人には「届く強さの乳酸菌W(カルピス)」もしくは「Yakult1000(Y1000)」がおすすめです。どちらも腸内環境と脳の状態は相関関係があるという脳腸相関という効果からストレスを緩和し、睡眠の質を向上させる乳酸菌飲料です。

>届く強さの乳酸菌W(アサヒ飲料)の説明

「届く強さの乳酸菌W」はカルピス由来のに含まれる乳酸菌の研究の過程で生まれた様々な乳酸菌を含む「カルピス由来の乳酸菌科学」シリーズの一つです。乳酸菌の一種であるガセリ菌 CP2305株を含み、上記の脳腸相関の効果から、睡眠の質を向上させます。

また、商品名にある「W」の通り、他の乳酸菌と同様に、有用菌を増やすことで腸内環境を改善し、便通改善の効果もあります。

参考:カルピス由来の乳酸菌科学

>Yakult1000(Y1000)の説明

Yakult1000はヤクルトレディ経由で購入できる宅配限定商品、Y1000はスーパーやコンビニで買える直販限定商品ですが、容器は異なるものの、どちらも中身は同様です。

Yakult1000に含まれる有効成分は上記で紹介した他のヤクルト商品と同様の乳酸菌シロタ株ですが、この商品にはその乳酸菌シロタ株が1本あたり約1000億個も含まれています。1000億個の乳酸菌シロタ株を摂取することでストレス体感の緩和と、睡眠の質向上(熟眠度の向上と寝起きの眠気の改善)が報告されており、これが、ヤクルト製品の中では唯一Yakult1000(Y1000)が持つ効果となっています。

また、「届く強さの乳酸菌」と同様に、乳酸菌シロタ株には腸内環境を整えるため、Yakult1000(Y1000)には便通改善効果もあります。

参考:Yakult(ヤクルト)1000/Y1000

※2023年2月現在:人気のため公式サイトでの新規の注文停止中

乳酸菌飲料はいつ飲めばいいのか

乳酸菌は生きて腸に届いたほうが効果があるといわれているため、乳酸菌を腸に到達する前に胃で死滅させるおそれがある胃酸の分泌が少ない夕食後がおすすめです。

ただし、強化培養されている商品は胃酸の影響を受けずに腸に到達するため、ヤクルトのように、いつ飲んでもいいと謳われているものもあります。

参考:ヤクルトはいつ飲むのがいいの?

目的に合った乳酸菌飲料を選んで飲みましょう

ひとことに乳酸菌飲料と言っても、含まれている金の種類や菌の量によって様々な効果があることを紹介しました。おおよそどの商品にも整腸作用や便通改善効果はあるものの、商品によっては免疫力の向上や花粉症対策、睡眠の質向上といった働きがあるため、ご自身の感じている悩みに合わせて、必要な商品を引用していただくと効果的です。

また、乳酸菌は摂取し続けることで効果が継続するため、なるべくさぼらず、毎日の習慣として飲用することも大切です。

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