大学受験のために一年間を勉強に捧げる浪人生。
巷では浪人は地獄だという声をよく聞きます。
しかし、私の場合は、必ずしもそうとは限りませんでした。
むしろ、高校生を終えるまでの18年間の人生の中のどの期間よりも充実した時期でした。


浪人生活はつらい?
浪人は、親のお金で予備校に通わせてもらったり、自宅で浪人する宅浪の場合も家族に衣食住をサポートしてもらったりと、家族や支えてくれる周りの人の目があるのでプレッシャーがかかります。
また、「次もまた受験で失敗したらどうしよう」、「人生終了かな」などと、浪人が失敗した後の暗い結末をイメージしてしまい、余計に重圧を感じてしまいがちです。
もちろん、ある程度のプレッシャーを感じながらせっせと勉強して一年後に受験を成功させなければいけないのですが、しかしながら、それに押しつぶされる必要はないのです。
浪人が辛くなかった理由
私が浪人生活をあまり辛いと感じなかったのは、
①自由だったから
②成績を上げることだけ考えていればよかったから
これに尽きます。
①浪人生活の自由さ
浪人する人の多くは予備校に通うことになると思いますが、予備校は高校までのような学校とは違い、ある程度自分の裁量で授業に行く行かないを決めることができます。
髪を派手にしたり、好きな私服で毎日過ごすことができます。
宅浪や仮面浪人の場合はもっと自由です。
高校までは義務教育の延長ということで、勉強以外にも社会性を育むための様々な活動を強いられますが、浪人の場合は勉強すればいいだけです。
しかも、どれだけ・何を勉強するかは、自分で決めることができます。
私はこの自由さがたまらなく好きで、一年を楽しく過ごすことができました。
②成績を上げることだけ考えていればいい
浪人は勉強をして成績を上げることさえ考えて実行していれば、あとはもう自由です。
これを聞いて、「結局勉強しなきゃいけないから辛いじゃん」と思う人も多いと思います。
しかしながら、正しい勉強法を身に付け、一年間やることを明確にしておけば、途方に暮れることもなく穏やかな気持ちで勉強していくことができます。
正しい勉強法はこちらの記事をご覧ください。
浪人生活を辛いものとしないために必要なこと
浪人は義務教育の延長の呪縛から解き放たれた自由な身なのです。
したがって、過度にプレッシャーを感じてしまわずに、自由を感じながらのびのびと勉強していくことが、辛くない浪人生活のために必要です。
予備校に通っている人であれば、同じクラスの人と仲良くなって毎日のランチや、ラウンジでの会話を楽しむこともいいと思います。
また、好きなヘアスタイルにしてみたり、予備校周辺を散歩したり、お気に入りの音楽を聴きながらおしゃれなカフェで勉強したり...
勉強を著しく阻害しない、自分なりの楽しみ方を身に付けることが大切です。
まとめ
今記事では、一般につらいと言われる浪人について、実はそうでもないということを筆者の経験をもとに紹介しました。
もちろん、自分の限界を超えた高いレベルにまで成績を上げなければいけない人は、かなり追い込まなければいけないこともあります。
成績が伸び悩んでイライラすることもあるでしょう。
しかし、そんなときこそ、浪人の自由さを謳歌しましょう。
一日くらい勉強をさぼって呑気に散歩でもして過ごしましょう。
狭くなっていた視野が広くなり、勉強の方針の間違いに気付けるかもしれません。
勉強はしながらも、浪人という立場ゆえの自由さを持って、肩の力を抜いて、一年間頑張りましょう。